軽井沢から20kmほど西に位置する小諸市糠地(ぬかじ)地区にて、標高870mの遊休農地を借りて、2015年よりワインぶどうと、シードル用のりんごを栽培しています。
八ヶ岳と北アルプスの稜線を臨む南斜面の畑からは、遠く富士山も眺められます。
ワインぶどうは、スパークリングワインづくりを目指し、ピノノワール、シャルドネ、ピノムニエのシャンパーニュ3品種を植栽してスタート。現在は、ピノグリなどへも徐々に品種の幅を広げています。
りんごは後継者のいないりんご畑を引き継いで、ふじとしなのスウィート、しなのゴールド、紅玉を栽培。5月にはりんごの白い花が一面に咲き、山の稜線と青空を背景にしたりんご畑は、まるで絵画のような美しさです。
軽井沢アンワイナリーの前庭は、旧聖ヨゼフ保育園の園庭だった場所です。わたしたちは、まずそこでワインぶどうの試験栽培をスタートさせています。
標高が約1000mもある軽井沢は、夏は涼しく、冬は寒い「高冷地気候」。軽井沢の厳しい自然環境での生育に期待できる、耐寒性・耐病性に優れたぶどう品種の育成からトライし、少しずつ、さまざまな品種の栽培に挑戦していきます。